RFP（提案依頼書）はRequest-for-Passionの略だと思う
- intro.
- RFP（提案依頼書）は、Webサイト構築の際などに発注企業側が要望や条件、期間や予算などをあらかじめ伝えておく資料のようなもの。RFPがあることでお客さまと制作者である私たちの中での認識を共有し、さらに密に制作を進行していく土台にもなるので非常に大切なものですが、実際は「RFPってどう作ればいいのか分からない」というのが現状ではないでしょうか。そこで今回は、私たち制作会社としてのRFPの考え方を紹介したいと思います。
S.T
ん〜〜〜
んん〜〜〜
んんん〜〜〜
A.I
どうしたんですか？また飲み過ぎですか？
S.T
いや、先日ご紹介いただいたお客さまの
企画を考えているんだよ。
A.I
いつになく、悩んでいますね。
S.Tさんは仕事だけは早いのに
今回は少し時間がかかっていますね。
S.T
（前にも同じことを言われたような…）
良くも悪くも情報が少なく汗
A.I
良くあることじゃないですか笑
S.T
確かに僕らの仕事では、多いよね笑
お客さまも課題は分かっていても、
何をやればいいのか分からない。
何を発注すればいいのかも分からない。
そもそも相談の仕方も分からない状態だったりもする。
A.I
確かにWeb・ホームページ・VR・動画…
そもそも課題解決が何に結びつくかも不明で、
発注方法なんか分からないですよね。
S.T
おっしゃる通りで、
発注方法が分からなくて断念したり、
新規のサービスや制作会社を導入できない
企業さまは多いかも、と思って。
A.I
それを解決するために、
普段から念入りにヒアリングもしていませんか？
S.T
ヒアリングはもちろんしているのだけど、
オンラインでの会議も多いからイマイチ盛り上がりに欠けるし、
そもそも担当者さまでは分からないことも多く、
解決しないことも多いんだよ。
A.I
（もしや聞き方がテキトーなんじゃないか…?）
私たち制作会社としては、
RFP（提案依頼書）があるとスムーズですが、
いただけるケースの方が稀ですよね。
S.T
オリエンシートやRFP（提案依頼書）の制作は、
発注者のパワーもかかるし
制作の経験がないと作れない。
書籍やサイトでも説明されているけれど、
良くも悪くも汎用的で、制作会社が欲しい情報で無かったりもするし。
A.I
だったら、私たち制作会社が欲しい、
RFP（提案依頼書）の項目を考えたらどうでしょうか？？
S.T
（ぶっちゃけ忙しいんだが…）
おおお、グッドな意見だね。
A.I
良く見るRFP（提案依頼書）や
要件定義で確認することを最低限、簡単にまとめますね。
まずは、Web・ホームページの項目から
◎会社・事業内容
→ 仲良くなるため♪
◎競合他社
→ 他社を超える提案を目指すため
◎背景目的
→ コンテンツを考案するため
◎機能要望
→ 設計・機能を考案するため
◎現環境仕様
→ 技術レベルを合わせた提案をするため
◎予算
→ 可能であれば
S.T
なるほど、最小限だけど必要な部分を抑えてあるね。
これ以上情報があると、アイディアの幅が狭まることもあるので良いラインだと思うよ。
A.I
現環境仕様は機密情報の関係で外されるケースもありますが、
提案前に情報をいただけると助かりますね。
具体的には使用中のサーバー、セキュリティ、
サイト構成、CMS、アクセス解析方法、などですね。
対応ブラウザ、OSなどもでしょうか。
S.T
ブラックボックスがあると
お見積もりもバッファを見なければいけなくなるので、
適正価格を出すためにも、
現環境仕様は提示してもらえるとありがたいかな。
A.I
続いて、動画、VRですが、ホームページのRFP（提案依頼書）があれば、こちらはオプションとして提案が可能でしょうか。
S.T
動画やVRはホームページがないと見られないことが多いから、
課題をさらに解決するためのオプションとして、提案は可能だね。
A.I
ウチの考え方かもしれませんが、
ホームページはあくまでも「箱」なので、
課題を解決するために必要であれば動画やVRは制作したほうがいいですよね。
実際に、文章や写真だけで伝わらない、
もっと良く伝えたいなどの理由で制作するケースは多いですし。
S.T
詳しいRFP（提案依頼書）があると嬉しい理由として、
依頼の『熱』を感じるかも。
「この会社のために何とかしたい！」って、企画にも熱が入る。
A.I
S.Tさんが良く言っている、熱と熱をぶつけること、
心を開くことが、良いモノづくりの基本だと私も思います。
S.T
自分の会社の好きなところとか、
正直に困っていることが分かった方が、
難しい言葉でつくられたRFP（提案依頼書）よりも
心が動くってものだし。
A.I
RFP（提案依頼書）って固いですね笑
S.T
本当に。
大体、何の略よ。
A.I
「Request for Proposal」ですってば。
もー、検索してください。
S.T
はい…解散。
弊社では、RFP制作の際に困ったことがあれば一緒にヒアリングしながらの制作も可能です。最低限必要な情報を教えていただければ、あとは「こうしたい、ここがネックになっている」などの想いをまっすぐ私たちにぶつけてくださるだけでOK。悩む前に、ぜひお気軽にご相談ください。
About Us
S.T
クリエイティブサービス代表／プロデューサー／アートディレクター
Webサイト・広告・動画などの制作過程における、責任者。 グラフィック・Webデザイナー経験を生かした現場目線が強み。それぞれの人、それぞれの企業の個性を見いだし、何をすれば喜ばれるかを考えること。礼節（マナー）を尽くし表現する！
A.I
ディレクター
...かと思いきやコンテンツ企画、UI/UXデザイン、コーディングをしているなんでも屋さん。モットーは、「人に喜んでもらうために頑張る」。自分が好きなものに対して「なぜ好きなのか」を考察するのが趣味なアイドルおたく。
お気軽にご相談ください。
デザインパートナーとして、私たちとともに過ごす時間さえも良かったと心から感じていただくことが、私たちの目指す姿です。ひとつでも多くの「ありがとう」を生み出すため、今日も新しいことに挑戦し、もっと喜ばれるデザインを提案していきます。
関連記事
