誰もが満足できる「五つ星デザイン」を目指して、デザインはデザイナー2人で創り出す。
- Intro.
- Web・ホームページ制作会社でもめずらしく、UI/UXデザイナーとビジュアルデザイナーが同時作業を行うキューコーポレーション株式会社。
試行錯誤しながら見つけた、作り手もお客様も満足できるデザインの作り方とは?
A.I
ここ1年で社内の職種の棲み分けが、ガラッと変わりましたよね!
たとえば、「Webデザイナー」というひとつのくくりから、「UI/UXデザイナー」と「ビジュアルデザイナー」に細分化されたりとか。
H.O
職種を分けるって聞いたときは、私のUI/UXへの理解が足りないからだと思って不安になりました…(汗)
A.I
実際は、弊社が目指す「ホワイト企業からもう一段ステップアップした『レインボー企業』化に向けて、一人ひとりが得意な領域をもっと伸ばせるように」っていう、うちの代表(=顔出しパネルの人)の配慮だったんですよね。
弊社の職種については、顔出しパネルの人が書いた記事があります!
S.T
顔出しパネルの人:
(会議室にて絶賛オンラインミーティング中)
H.O
職種が分かれたことによって、ワークフローにも変化がありました。
これまでは、ディレクターがUXを考慮したワイヤーを作った後、WebデザイナーがUIまで考えてデザインを作るっていう流れでしたよね?
A.I
ですです!
現在は、UI/UXデザイナーとビジュアルデザイナーが同じタイミングで作業をスタートし、ある程度方向性が固まったところでアイディアをまとめて、共同作業をしていくフローに変わりました。
H.O
UI/UXデザインとビジュアルデザインを同時に進めるのは、他の会社でも聞いたことがなくてビックリしました!
イメージしやすいように、図で説明すると…。
(カキカキカキカキカキ…)
A.I
(某パネルの人も、説明するときはいつも図にするよなぁ…。もしかして、デザイナーあるあるなのか??)
H.O
…こんな感じかな。
A.I
めっちゃ分かりやすい図をありがとうございますっ!
初めてこのフローで案件を進めたときは、こまめにコンポーネント化をしながら制作していたのですが、ビジュアルまで意識して作り込みすぎてしまって、修正作業で地獄を見ました。
UIとビジュアルデザインの境界を見極めるのが難しかったです。
H.O
私も最初の頃は「Webサイトとしての体裁を整えなきゃ!」と考えすぎて、求められている「映え」の部分が中途半端になってしまった経験があります。
A.I
「自分はこの業種としてアサインされているんだ!」という鋼の意思で挑まないと、破綻するフローです(笑)
H.O
分かる(笑)
失敗談ばかり話しちゃいましたが、この経験から「XDでコンポーネント化するのはビジュアルが決定してから」というルールができましたよね。
A.I
ですね!
クオリティも、チームワークのギアもぐっと上がる
A.I
正直、同時作業って二度手間じゃない!? と思われるかもしれませんが、私たちの中ではメリットの方が大きいですよね。
UI/UXデザイナーとビジュアルデザイナーが同時に制作をスタートすることで、実現したいことをフラットな関係で遠慮せず言えるようになったことがいちばん嬉しい点かな?
弊社は意見が言いやすい環境とはいえ、ビジュアルが作り込まれてから、それを覆すような指示を出すのはどうしても心が痛むので(汗)
H.O
デザインがワイヤーに引っ張られなくなったのもメリットかもしれません。
先にワイヤーができていると、アニメーションまで見据えたビジュアルを考えにくいこともあったので…。
なんか、すみません(泣)
A.I
そんなことないですよ!
H.Oさんと同じ悩みを抱えるデザイナーさんは多いと思います!
ところで、同時作業をしているとライバル視というか、相手のアイディアと被りたくない気持ちが芽生えません?
H.O
わかります!
アイディアをまとめるまで、お互いのデータを見ないという暗黙の了解がある気がしますね(笑)
逆に、XDでの共同作業に入ってからは、A.Iさんのアイコンがちょこまか動くのが可愛くて癒されます!
H.O
そうそう! これこれ!! あ〜可愛い…♪
…じゃなくて、チームで仕事をしている感覚が強くなって、より頑張ろうと思えます。
A.I
同時作業のフローにしたことで、異なる職種間でも切磋琢磨できる環境ができたし、チームワークも強化されて一石二鳥でしたね〜。
H.O
本当にそう思います!
初期段階で、お客様に明確なご提案が出来るメリットも
A.I
作り手のメリットが多いように思いますが、お客様にとっても「幅のあるデザインを初期段階で提案してもらえる」というメリットがありますよね。
同時に作業しているので設計とビジュアルがシンクロしていて、さらにお互いが伸び代を持っているから、お客様と意見が弾むことも多いです。
H.O
ワイヤー(モックアップ)だと「完成の想像が付きにくいし、見方が分からない」とのご意見もあって、議論にならないパターンもありますし…(汗)
A.I
ですです!
お客様も私たちと同じように、設計とデザインが同じレイヤーで見れると想像しやすいし、ご要望が言いやすいのかも。
H.O
プレゼンしてノーコメントの時は吐きそうになります…。
A.I
気にしすぎです(笑)
コンポーネント思想とか、お客様には関係ないと思っていたけど、大事なことはしっかり説明して、私たちの作り方・Webサイトを理解いただけるよう、努力する義務もありますね。
H.O
結果、議論が社内でも社外でも増えて、より良いサイトが作れて、お客様とも関係が良くなる。
A.I
結果、ストレスもなくなって、ゴハンも美味しくなって、よく食べるようになる。
H.O
(オチが食いしん坊…)
これからも、よりよいサイト制作に向けて試行錯誤していきたいと思います!
A.I
次のプレゼンがうまくいったら、顔出しパネルの人にケーキ奢ってもらいましょ♪
S.T
ヘーーークショイ!!
(…ん?花粉症か??)
About Us
A.I
ディレクター
...かと思いきやコンテンツ企画、UI/UXデザイン、コーディングをしているなんでも屋さん。モットーは、「人に喜んでもらうために頑張る」。自分が好きなものに対して「なぜ好きなのか」を考察するのが趣味なアイドルおたく。
H.O
デザイナー
ビジュアルデザインがメインのWebデザイナー。ユーザビリティを考えたWeb制作ができるよう、UI/UXも勉強中。お客様の雰囲気や空気感、熱量を感じることがビジュアルデザインに生きてくると信じているので、積極的に撮影や取材に同行している。
お気軽にご相談ください。
デザインパートナーとして、私たちとともに過ごす時間さえも良かったと心から感じていただくことが、私たちの目指す姿です。ひとつでも多くの「ありがとう」を生み出すため、今日も新しいことに挑戦し、もっと喜ばれるデザインを提案していきます。